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2017 俺の話を聞け!!LT大会5

消費税対応時に発生した障害の話

x.y.z


自己紹介
名前:XX X(XXXXX XXX)    
XXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXX XXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXX XXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXX


2012年6月   消費税率を2014年に8%、
15年に10%に引き上げる法案が可決。


集計に絡むシステムを全て精 査

ZEI = KAZEI * 0.05
ZEI = UTIZEI / 1.05
KINGAKU = KAZEI * 1.05

というベタ書きソース発見・・・。

こんなクソ古いシステムに
余計な時間かけたくない・・・      
そもそも、リプレイスの話も出てるし・・・


と言う訳で、一括置換。

ZEI = KAZEI * 0.05
ZEI = UTIZEI / 1.05
KINGAKU = KAZEI * 1.05

ZEI = KAZEI * 0.08
ZEI = UTIZEI / 1.08
KINGAKU = KAZEI * 1.08

2014年4月
消費税の税率8%に引き上げ。
無事、対応完了。


しかし

今後も使い続けるシステムは、
そんな場当たり的な対応をせず
まっとうな対策が取られた。


あるエンジニアは、マスタテーブルを作成し、
税率をテーブルから引っ張るようにした。


具体的には、
請求書を発行する日付で判断し、
2014年4月以降なら8%、
2015年10月以降なら10%
と税率で計算するように修正。


修正と設定をしたエンジニアが
2014年9月に退職。


ご存知の通り、
2015年10月の税率10%への引き上げは延期となりました。


「10%の対応は、しなくていいんだ!」
そんなムードが流れる中・・・・


退職したエンジニアが
設定した内容はそのはま生きており・・・


そして迎えたXデー

2015年10月以降、消費税の税率を10%で
出力する請求書を発行。


発覚まで数ヶ月を要す。   船舶・列車といった大型商品が対象だったため、
2%の差でもXXXX万円とか、そんな単位。


(余談)
品目によって消費税の税率を分ける、という話もあり、一部のエンジニアは震え上がったかもしれません。

ですが、海外だと費目ごとに税率が変わる国の方が多いです。(輸出入に関わるシステムでも意識する事は多い。)

新規で請求の機能を作る場合、税率は明細単位で持たせるのもアリではないでしょうか。

おわり

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