IPアドレスとクラス
https://kakisoft.github.io/MiscellaneousDocs/InfraAndEnv_Tool_Service/NetworkNote/IP-class/
ネットワークアドレス部とホストアドレス部に分けられる。
管理の簡素化
トラフィックの局所化
クラス
ネットワーク部:ホスト部
ネットワーク・アドレス部を長くするとホスト・アドレス部が短くなり、
ネットワーク・アドレス部を短くすると、ホスト・アドレス部が長くなる。
- ネットワーク数を増やし、ホストの数を減らす
- ネットワーク数を減らし、ホストの数を増やす
どちらかを選択する。
クラスA
最上位の1bitが「0」なら、そのIPアドレスは「クラスA」となる。
具体的には「0.0.0.0~127.255.255.255」が該当する。
クラスB
最上位の2bitが「10」なら、そのIPアドレスは「クラスB」となる。
具体的には「128.0.0.0~191.255.255.255」が該当する。
クラスC
最上位の3bitが「110」なら、そのIPアドレスは「クラスC」となる。
具体的には「192.0.0.0~223.255.255.255」が該当する。
クラスD
マルチキャスト通信で使われる特別なIPアドレス。
マルチキャスト通信を使ったマルチメディア・アプリケーションなどで使われる。(同じ内容の音声や映像データなどをいっせいに「放送」するような用途など)
一般的なノードにクラスDのIPアドレスだけを付けることはない。
クラスE
「実験的」な目的のためにTCP/IP(IPv4)の開発当初から予約されており、実際に使われることはない。
プライベートアドレス
クラス | 範囲 | ネットワーク数 |
---|---|---|
クラスA | 10.0.0.0 ~ 10.255.255.255 (10.0.0.0/8) | 1 |
クラスB | 172.16.0.0 ~ 172.31.255.255 (172.16.0.0/12) | 16 |
クラスC | 192.168.0.0 ~ 192.168.255.255 (192.168.0.0/16) | 256 |
0000 1010
0000 1010
1010 1100 0001 0000
1010 1100 0010 0000
1100 0000 1010 1000
1100 0000 1010 1000
デフォルト・ネットマスク
クラスAからクラスCまでのアドレス・クラスでは、デフォルトのネットマスクの値(=ネットワーク・アドレスとホスト・アドレスを分けるためのマスク値)が決まっている。
クラスA
ネットマスクの値は「255.0.0.0」となる。
IPアドレスは、1byteのネットワーク・アドレス部と3bytesのホスト・アドレス部に分けられる。
クラスAでは、IPアドレスの最上位bitは常に「0」固定なので、ネットワーク・アドレスとしては、「0~127」までの全部で128個が利用でき、それぞれのネットワーク内には最大でそれぞれ約1600万台(0.0.0~255.255.255)のホストを収容できる。
クラスB
ネットマスクの値は「255.255.0.0」となる。
IPアドレスは、2bytesのネットワーク・アドレス部と2bytesのホスト・アドレス部に分けられる。
クラスBでは、IPアドレスの最上位の2bitは常に「10」に固定なので、ネットワーク・アドレスとしては、「128.0~191.255」までの全部で1万6384個が利用でき、それぞれのネットワーク内には最大でそれぞれ約6万5000台(0.0~255.255)のホストを収容することができる。
クラスC
ネットマスクの値は「255.255.255.0」となる。
この結果IPアドレスは、3bytesのネットワーク・アドレス部と1byteのホスト・アドレス部に分けられる。
クラスAでは、IPアドレスの最上位の3bitは常に「110」に固定なので、ネットワーク・アドレスとしては、「192.0.0~223.255.255」までの全部で約200万個が利用でき、それぞれのネットワーク内には最大でそれぞれ約250台(0~255)のホストを収容することができる。
サブネット(サブネット分割) : CIDR(Classless Inter-Domain Routing) : クラスレスアドレッシング
ユーザー自身が自由にネットワーク・アドレスとホスト・アドレスを決定できるようにできる。